まず、脇汗が出る原因を簡単に理解しておきましょう。
●そもそも人間は汗をかく
人間は体温調節のために、汗をかきます。汗をかかないようにするということは、不可能です。
ポイントは、「誰でもみんな汗をかく」ということです。あなただけ汗をかくわけではありません。
●精神性発汗
ストレスを受けると、人は汗をかきやすいそうです。「冷や汗をかく」とは、まさにストレスから来る汗のことだと思います。ストレスを受けると、手や顔など、全身から過剰の汗をいてしまう人も居ます。
症状のひどい方は、心理カウンセリングなどが必要になってくるとのことですが、脇汗については、脇だけしっかり対策すればよく、個人でも十分対応できます。
脇は特に汗腺が集まっているため、特に汗をかきやすい部分です。「ああ、今日も汗をかいている、汗を止めなければ」と汗を気にしだすと、そのこと自体がストレスとなってしまい、汗の量が増えてしまいます。
「自分だけ」と考えずに、しっかり対策すれば、次第に自信がついてきて、汗の量は減るでしょう。
●汗の臭いの発生メカニズム
汗の出口である「汗腺」は、二種類あります。緊張する場面とそうでない場面では、汗の出口が違うのです。
スポーツなどでかく汗は、「エクリン汗腺」から出てきます。体の温度調整をするための汗です。汗の中身は水の塩分で、臭いは発生しません。
アポクリン汗腺は脂肪、尿素、アンモニアが含まれた汗を出す汗腺です。
雑菌に分解されて臭いを発生し ます。
エクリン汗腺、アポクリン汗腺は、両方とも、心理的ストレスを受けると活発化します。
重要な会議や、人前でのプレゼンなどの際に、くさい臭いのする汗が出てくるのは、心理的ストレスに反応した、アポクリン汗腺から汗が出てくるからです。
●脇汗の問題点
以上の説明の通り、脇汗は
・汗が衣服を濡らすして、見た目に不潔
・くさい汗が出て、周りが臭う
の二つの問題が合わさったものになります。よって、対策は
・汗を汗腺で止める
・出た汗を吸収する
・汗の臭いを止める
の三つとなります。程度に応じて、取捨選択して対策します。全部対策すれば完璧です!
最終更新日:2012.4.26 | 原因と対策